婚活を10年やっても結婚できない?婚活が長期化する原因は?

婚活で10年というと、かなり驚かれますよね。「そんなに活動しているの?」とか、「10年も婚活しているのに相手が見つからないの?」と思われることも多く、十年一昔と言われるほど一般的には10年という歳月はとても長いものです。

しかし、婚活で10年以上活動しているという方は、意外に多いものです。たとえば、自分のペースで休みながら婚活をしているという方もいますし、転勤などで婚活をする地域が変わってしまったという場合もあります。

では、婚活を10年続けて、なぜ結婚できないのでしょうか。婚活が長期化する原因はどこにあるのでしょうか。

ブライダルネット

婚活10年はそれほど珍しいものではない?

婚活というと、オーネットツヴァイブライダルネットゼクシィ縁結びユーブライドなどの結婚相談所や婚活サイトに登録して、半年~1年でお相手を見つけて結婚するイメージがありますよね。

希望条件に合致したお相手や素敵なお相手がなかなか見つからないとしても、1年~2年くらい活動すれば、さすがにお相手が見つかるだろうと考えるものです。

しかし、いざ婚活をスタートしてみると、全然話が進まないことも多く、気になるお相手に申し込みをしても断られてばかりということが多いのです。また、条件に合ったお相手とせっかくマッチングしても、ある日突然、相手からの連絡が途絶えることもあります。

婚活は断られた理由を誰も教えてくれない

婚活は断られるのが当たり前の世界ですから、よほどの高スペックでもない限りは、お相手から断られることのほうが多くなります。しかも、婚活では断られた理由や原因はわかりませんので、なぜダメだったのか、なぜ上手く行かなかったのかが解決できないまま、次に進むことになります。

言い換えれば、婚活には「こうすれば必ず上手く行く」というような答えがないのが婚活なのです。そのため、何年にも渡って婚活を続けても、どうすれば良いのかが分からず、なかなか良いお相手と出会うことができないのです。

婚活が長期化する原因は?

婚活が長期化する最も大きな原因は、お相手に望む条件が厳しいからです。

特に婚活は年齢が最も重要なポイントとなりますので、婚活歴が10年の今現在と、婚活をスタートしたばかりの10年前では状況が全く異なるのです。10年婚活をしているという方は、おそらく現在の年齢は30代~40代の方と考えられますが、30代~40代の方が20代の時と同じような条件で婚活をしても、お相手を見つけることはできないのです。

繰り返しますが、婚活は年齢が全てです。年齢が若ければ若いほど条件の良いお相手と結婚することができますが、年齢が高くなればなるほどお相手を見つけることが難しくなります。

婚活は1年ごとに条件を緩和することが重要

婚活で最も重要なことは、1年ごとに希望する条件を緩和していくことです。

たとえば、婚活1年目の時は「年齢は○○歳~○○歳まで」「年収600万円以上」「大卒以上」「身長180センチ以上」「親との同居不可」など、自分が希望する条件で婚活をスタートします。

仮に、婚活1年目でお相手が見つかれば婚活終了となりますが、もし1年目でお相手が見つからなかった場合には、婚活2年目では1年目で決めたいくつかの条件を緩和します。たとえば、婚活1年目に先ほどの5つの条件で活動していたなら、2年目は年収を100万円下げて年収500万円以上にするとか、親との同居をOKにするというように、希望する条件をゆるくするのです。

それでもお相手が見つからない場合には、婚活3年目はさらに条件を緩和します。婚活4年目では3年目よりもさらに条件を緩和するのです。

1年ごとに希望条件を緩和すれば婚活で10年を超えることはない

婚活を開始して、お相手が見つからずに1年が経過したら、1年ごとに条件を緩和していくと、早ければ2年目~3年目、遅くとも4年目~5年目にはお相手を見つけることができるようになります。少なくとも、1年ごとに希望条件を緩和していけば、婚活で10年を超えることは、まず考えられません。

1年ごとに条件を緩和して10年が経過するということは、婚活10年目のお相手への希望条件は、「健康な人」「真面目に働いている人」くらいの条件になるはずですから、10年間もお相手が見つからないというのはありえないことなのです。

しかし、婚活が長期化している人からすると、「これ以上は譲れない」とか、「それなら結婚しなくていい」というように、変なプライドが邪魔をして、素直に活動をすることができなくなっているのです。

婚活は年齢が上がれば上がるほど市場価値が下がる

婚活は年齢が高くなればなるほど、その人の市場価値は下落していきます。これは、男性でも女性でも同じですが、29歳と30歳ではたった1歳の差となりますが、婚活市場では非常に大きな差になるのです。たとえば、35歳と36歳、39歳と40歳もそうです。

特に女性の方は、30歳を過ぎるとお相手からの申し込みがガクッと少なくなります。35歳を過ぎると、ほぼお相手からの申し込みが期待できなくなります。40歳を超えると市場価値はほぼゼロになりますので、40歳を過ぎた女性の方は、結婚できる可能性がほとんどなくなってしまうのです。

もちろんこれは男性も同じです。男性の場合は、年齢に応じて年収がアップしていかなければ、結婚相手を見つけることは非常に困難になります。

たとえば、20代男性であれば、年収が400万円程度でも特に問題なくお相手を探すことができますが、30歳を過ぎると最低でも年収500万円は必要です。30代後半の男性なら、最低でも年収は600万円~800万円は必要で、40歳を過ぎた男性なら年収800万円~年収1,000万円が必須条件と言えるでしょう。

市場価値と希望条件を合わせること

婚活でお相手を見つけるには、自分が希望する条件と市場価値をすり合わせることが重要です。

たとえば、自分の価値がほとんどゼロに近い状態にもかかわらず、高望みをするような条件では一向にお相手を見つけることができません。逆に、お相手の条件にはあまり拘らず、フィーリングや性格を重視する人は、短期間でお相手を見つけることができるようになります。

婚活は、長期化すればするほど過去の栄光が忘れられずに、なかなか条件を下げることができなくなるものです。

婚活歴が長いということは、その分、自分自身の価値も下がっていることになりますので、1年ごとにお相手に希望する条件を見直すことが重要なのです。

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