特定の企業や組織に属さない自由な働き方として、自営業・フリーランスで仕事をする人が増えています。また、フリーランスとして独立まではしていなくとも、空いた時間を利用した副業として仕事をしている人も増えています。
婚活市場でも、お相手の職業が自営業・個人事業主だったり、フリーランスとして働いている人だったりということはよくありますね。
では、自営業や個人事業主、フリーランスの収入はどうなのでしょうか。結婚相手として、自営業・フリーランスはどうなのでしょうか。
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目次
自営業・個人事業主・フリーランスの収入は?
フリーランスとは、特定の企業や団体・組織には属さず、自らの技術やスキルを活かして仕事をする働き方となりますが、単に自営業・フリーランスと言っても、仕事の内容や業種によっても報酬単価が異なりますし、どういった形態で仕事をするのかによっても、その後の収入が大きく異なるようになります。
また、弁護士や公認会計士、医師や歯科医師といった国家資格を活かしたフリーランスもあれば、カフェや雑貨店などの店舗を開業するフリーランスもあります。
そのため、自営業・フリーランスと言っても、年収が1000万円を超えるフリーランサーもいれば、年収100万円にも満たないフリーランサーも大勢います。月収100万円のフリーランサーでも、経費を差し引いたら手取り額が10万円以下というケースもありますので、自営業や個人事業主、フリーランスの収入は、非常に不安定と言えます。
自営業・個人事業主・フリーランスの収入が不安定な理由
自営業・フリーランスの収入が不安定な理由は、収入に対する保障がないことです。
フリーランスは、好きな時に仕事をして、好きな時に休めるといったメリットがありますが、しかしこれは、フリーランスには毎月決まった金額が入金される「固定給がない」ことを意味します。
言い換えれば、フリーランスとは仕事を休めば収入が無くなる職業ですから、仮に今月100万円を稼げたとしても、来月も同じように100万円を稼げるかどうかはわからない仕事なのです。
逆に、一般的な会社員であれば、今月と同じ金額が、来月も再来月も変わらずに給料として受け取ることができます。
会社員として働いていると、ごく当たり前のことではありますが、自営業・フリーランスで仕事をしている人からすれば、その当たり前のことが保障されていませんので、金銭面でのリスクが非常に大きいのです。
自営業・個人事業主・フリーランスのリスクとは?
自営業や個人事業主、フリーランスは非常にリスクの高い働き方です。特にフリーランスは収入の保障がありませんので、自ら営業活動を行い、さらには入金確認や経理処理も行わなければなりません。
また、フリーランス(自営業・個人事業主)になると、厚生年金から国民年金に変わりますので、将来、受け取る年金額が大幅に減ってしまうのです。そのため、独立してフリーランスとして仕事をするには、相当な覚悟と仕事への情熱が必要なのです。
毎月一定の給料がもらえないリスク
自営業・フリーランスは、毎月の給料が保障されている仕事ではありませんので、今月の収入がいくらになるのか、来月の収入がいくらになるのかは、やってみないとわからない状態です。
一般的な会社員は時間給で給料をもらいますが、自営業は長く仕事をしたからといって収入が増えるわけではありませんので、短時間の仕事でも単価の高い仕事もあれば、何時間仕事をしても報酬が0円ということもあります。
自営業・フリーランスの収入は、場合によっては厚生労働省が定める最低時給すら稼げないということも起こりますので、自営業は収入面で大きなリスクを抱えることとなります。また、自営業・フリーランスは経営者の扱いとなりますので、一般的な労働者とは認められません。そのため、仮に自営業で厚生労働省が定める最低時給を下回ったとしても全て自己責任となります。
ローンが組めないリスク、クレジットカードが作れないリスク
自営業・フリーランスで働く人が最も頭を抱える問題は、社会的信用が全くないことです。たとえば、自営業を営んでいる人が住宅ローンや自動車ローンを利用しようとしても、断られることが多くなります。場合によっては、クレジットカードすら作れないこともあるのです。
銀行や信販会社からすれば、「自営業=安定した収入がない人」と判断しますので、自営業は会社員よりもローン審査が非常に不利な属性なのです。
社会保障のリスク
一般的に会社員として仕事をしている人の社会保険料は、会社側と本人がそれぞれ2分の1ずつを負担することで、健康保険料や厚生年金保険料を納めています。会社員からすると、社会保険料は毎月自動的に給料から天引きされますので、あまり意識することは少ないかもしれませんが、毎月天引きされる社会保険料は、実は実質半分しか支払いをしていないのです。
逆に、自営業・フリーランスでは、会社や団体に所属していませんので、全てを自分自身で負担することとなります。また、国民健康保険には扶養家族という概念がありませんので、家族が増えれば増えるほど国民健康保険料の負担が増加することとなります。
さらに、会社員には失業保険や傷病手当、出産手当などの給付がありますが、自営業・フリーランスには一切の給付がありません。万が一、事故や病気で長期間働けなくなったとしても全て自己責任となります。
受け取る年金が少ないリスク
一般的な会社員の年金は、厚生年金と国民年金の二段階ですが、自営業・フリーランスの年金は国民年金のみとなります。
また、自営業・フリーランスでは、自らが全額を負担することとなりますので、会社員のように会社側が半分を負担するということもありません。そのため、自営業・フリーランスで仕事をしている人は、自分自身で貯蓄や積立を行うことが重要です。
老後破綻のリスク
自営業・フリーランスは、会社員よりも何倍もの老後資金が必要です。
そもそも自営業・フリーランスで仕事をしている人には退職金がありません。老後の年金も、一般的な会社員の半分程度しか受け取れませんので、現役を引退するまでにある程度のまとまったお金を持っていなければ、老後破綻となる可能性が非常に高くなります。
ただ、自営業者にも退職金代わりとして毎月積み立てができる小規模企業共済があります。その他にも、個人型確定拠出年金や経営セーフティ共済などもありますので、自己負担とはなりますが、老後資金のための準備をすることができます。
自営業・個人事業主・フリーランスとの婚活は?
自営業や個人事業主・フリーランスは、毎月の収入が非常に不安定な職業です。また、社会的信用という点でも、自営業・フリーランスは非常に不利な職業ですから、結婚相手としては、かなりリスクの高いお相手と言えます。
仮に、自分自身が会社員として働いて、お相手が自営業として働くというような、共働きを前提としてお話を進めるならわかりますが、自分自身が専業主婦を希望している場合、仕事をしたとしてもパート・アルバイト程度を考えている場合には、自営業のお相手は避けたほうが良いでしょう。
自営業・フリーランスは、賃貸で部屋を借りることも、何らかのローンを組むことも非常に難しい属性となりますので、婚活でわざわざリスクの高いお相手を選ぶ必要はないのです。
婚活のお相手が自営業・個人事業主・フリーランスだったら?
婚活中に知り合ったお相手が自営業・フリーランスだったら、毎月の収入や貯蓄額を確認するのはもちろんですが、自営業として何年仕事をしているのか、どういった業種なのかも確認されることをおすすめします。
独立して10年生き残る割合は3%~5%以下
通常、独立しても1年で半分が消えると言われるほど、自営業やフリーランスは厳しい世界ですが、5年~10年以上も継続して仕事をしているとなれば、ある程度は信用できるお相手と考えられます。
また、一般的にも独立から5年以上も生き残ることができる割合は10%~20%以下、10年以上も継続して仕事をしているともなれば、全体の3%~5%以下となりますので、自営業・フリーランスでも長く仕事をしている人なら、毎月安定した収入を得ていることが予想されます。
ただ、自営業・フリーランスで5年~10年以上も活動しているとなれば、通常なら法人成りをすることとなりますので、5年~10年以上経っても、まだフリーランスというのは、あまり良いお相手とは言えないでしょう。
収入が安定しているお相手を探す
婚活とは、結婚相手を探す活動です。結婚とは日々の生活となりますので、婚活では収入が不安定なお相手ではなく、安定した収入のお相手を探すことが重要です。
会社員として働いているお相手でも、いつリストラされるかはわかりませんし、勤めている会社が倒産することも考えられます。そのため、自営業・フリーランスのお相手が絶対にダメということではありません。逆に、自分自身の力でお金を稼いでいるということを考えると、単に会社員として働いている人よりも、自営業・フリーランスのほうが魅力的な人物とも言えます。
でも、もしご主人が結婚後に独立したいと言った場合には、離婚をする覚悟で全力で独立を阻止されることをおすすめします。それほど自営業や個人事業主、フリーランスとして生きていくことは、非常に難しいことなのです。
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