婚活において、お相手の年収は非常に重要なポイントです。特に女性は出産や育児・子育てがありますので、年収が低い男性と結婚をすると、その後にかなり苦労をすることとなります。
また、婚活女性の多くが、お相手の年収を最低でも年収500万円~年収600万円以上を希望しているというデータもあります。年収条件は絶対に譲れないという女性も多くいますので、婚活ではお相手の「年収」は非常に重要と言えるでしょう。
では、年収500万円以上、あるいは年収600万円以上のお相手を希望することは、高望みとなるのでしょうか。
目次
婚活に年収は重要?
婚活とは、結婚相手を探す活動となりますので、特に女性側からすると「この人と結婚をしても生活していくことができるか」「安定した生活が望めるか」を重要視する傾向があります。
また結婚生活では、「一緒にいると楽しい」「価値観が同じ」「癒される」ということも重要ではありますが、楽しいだけでは結婚生活を維持していくことは困難となりますので、ある程度の収入が必要です。そのため、婚活をしている女性の多くが、年収の高い男性を希望しているのが現状です。
女性の離婚原因はお金の問題が大きい
現在は3組に1組が離婚していると言われていますが、裁判所が発表している令和2年度の「婚姻関係事件数 申立ての動機別申立人別 全家庭裁判所」では、 男性・女性共に離婚原因の第1位は「性格が合わない(性格の不一致)」です。
しかし、女性の離婚原因の第2位は「生活費を渡さない」となっています。また、女性の離婚原因ランキングの第6位は「浪費する」、第10位は「酒を飲みすぎる」となっていますので、女性が離婚を考えるのはお金に関する問題が非常に大きいということがわかります。
しかも、第3位の「精神的に虐待する」、第4位の「暴力を振るう」についても、お金のことで言い争いになり、モラルハラスメント(精神的虐待)や暴力につながっていると考えられます。
男性の離婚原因ランキング
第1位:性格が合わない
第2位:精神的に虐待する
第3位:異性関係
第4位:家族親族と折り合いが悪い
第5位:浪費する
第6位:性的不調和
第7位:暴力を振るう
第8位:同居に応じない
第9位:家族を捨てて省みない
第10位:生活費を渡さない
女性の離婚原因ランキング
第1位:性格が合わない
第2位:生活費を渡さない
第3位:精神的に虐待する
第4位:暴力を振るう
第5位:異性関係
第6位:浪費する
第7位:家庭を捨てて省みない
第8位:性的不調和
第9位:家族親族と折り合いが悪い
第10位:酒を飲みすぎる
年収500万円~年収600万円以上を希望するのは当たり前
女性が男性に対して年収500万円~年収600万円以上を希望するのは、ごく当然のことです。
女性には、出産や子育てがありますので、男性と同じように常にバリバリ仕事をするということが現実的に難しいと言えます。最近では子育て支援も進んではいますが、それでも安心して出産・子育てをするためには、最低でも年収500万円~年収600万円以上は必要なのです。
結婚後は出産や子育て、親の介護でお金が必要になる
今後もずっと一人で暮らしていくということなら、年収300万円でも年収400万円でも普通に生活することは可能かもしれませんが、結婚すれば出産や子育て、親の介護など、様々な場面でお金が必要になってきます。
最初から、共働きを前提に結婚をするというのは、女性にとって非常にリスクがありますので、年収が高い男性を選ぶ女性が多いのです。
年収500万円~年収600万円以上の男性の割合は?
年収500万円~年収600万円というと、ごく一般的な男性の年収と考えている女性も多いと思いますが、実は独身男性で年収500万円~年収600万円の人は、全体の5%程度しかいません。ちなみに、年収1,000万円以上となると全体の1%~2%程度になります。
また、男性の全国平均年収は約415万円となりますが、年収300万円以下の割合は25%~30%前後と言われていますので、年収500万円以上の男性となると、かなりの高収入ということがわかります。
年収500万円以上の男性は希少性が高い
年収500万円~年収600万円以上の独身男性は、かなりの高スペックとなりますので、婚活市場では希少性が高い男性と言えます。年収500万円以上の男性は、20名ずつ参加している婚活パーティーで、その中に1人いるかどうかという割合ですから、婚活でもなかなかお目にかかれないほど貴重な存在です。
年収500万円~年収600万円以上を希望するのは高望み?
年収500万円~年収600万円以上の男性を希望するのは、やはり高望みと言えるでしょう。年収500万円以上の独身男性は、全体のホンの数%しかいませんので、かなりの高収入男性なのです。
現実的な年収は300万円~400万円
現実的な年収ということで言えば、年収300万円~年収400万円となります。「年収300万円では生活できない!」「年収400万円でどうやって暮らせるの?」と思われるかもしれませんが、現実的な年収となると、年収300万円~年収400万円が非常に現実的な年収と言えるでしょう。
また、お相手の年収を300万円~400万円に引き下げると、ほとんどの男性が候補になりますので、非常に幅広く婚活を進めることができます。婚活では、まずは出会いを増やすことが重要となりますので、あまり年収に固執しないほうが上手くいくことが予想されます。
どうしても妥協できないなら範囲を広げる
どうしても年収は妥協できないということなら、他の項目で範囲を広げることをおすすめします。
たとえば「お相手の年齢をプラス20歳までOKにする」「住んでいる地域を全国にする」という方法があります。特に年収は、年齢が上がると年収も増加する傾向がありますので、40代~50代の男性まで候補に入れると、かなり幅広く婚活を進めることができるようになります。
あれも嫌、これも嫌では、お相手を見つけることはできませんので、出来る限り幅広くお相手を見つけられるような工夫が必要です。